
「ビッグファイブ理論」とは、心理学における人の性格を究極的に突き詰めると5つの次元に統合されるという理論です。 心理学界では長年様々な性格に対する研究が行われてきました。



「ビッグファイブ理論」が現在の心理学で最も有力とされています。 性格診断には人の性格をパターン化して把握する「類型論」と、「ビッグファイブ理論」のように性格をいくつかの要素に集約し、その強弱によって人の性格を表現する「特性論」があります。



「ビッグファイブ理論」は性格をパターンで表現しないため、分かりにくい部分があります。しかし、分析方法が言葉の関連性に基づく為、WEB上で質問文から性格を分析する性格診断では最適と言えます。
「ビッグファイブ理論」





心理学的に人の性格を下記の5つの特性に分類します。
①外向性(Extraversion)



※積極的な性格⇔おとなしい性格
②協調性(Agreeableness)



※他人を思いやる性格⇔自己中心的性格
③ 誠実性(勤勉性 Conscientiousness)



※誠実で真面目な性格⇔ふざけることの多い性格
④神経症傾向(情動性 Neuroticism)



※細かい性格⇔何事も気にならない性格
⑤開放性(創造性 Openness)



※クリエイティブな性格⇔保守的な性格



人の性格を究極的に突き詰めると、上記の5つの性格的要素の強弱の傾向で説明できるという理論になります。



診断に対する「嘘」を見抜きます
【BIG5-BASIC】の最も特徴的な部分として「テストの信頼性」があります。この指数により診断に対して見栄を張って答えたか、あるいは悲観的な気持ちで答えたかを分析します。見栄を張った傾向が高い方は自分を良く見せようとしている為、診断結果は良い方向へ、自分に劣等感を持ち悲観的に答えた方は悪い方向に結果が出ます。人によってはすべての評価が低いという非常に辛口な診断結果になることもありますが、「テストの信頼性」の項目をよく読み、考慮した上で結果に向き合ってください。悪い表現が多い場合でも、自分に劣等感を持って診断に向き合っているなどの状態が分かります。



※ただし本質的に見栄を張る性格(営業職に向くタイプ)自分に劣等感を持っている性格(悪い部分に注目できる=事務職タイプ)



その場合は何度診断を受けてもテストの信頼性が低い場合があります。
ストレスチェックで今の「心の状態」と「ストレス耐性」が分かります。



「MBTI」や「エニアグラム」や「エゴグラム」が有名です。
転職や就職活動に役立つ有名な自己分析ツール



「ストレングスファインダー」があります。



心理学における性格診断の方法として「ビッグファイブ理論」は歴史こそ浅いですが、様々な著名な方から人のパーソナリティを分析する科学的な基準として注目され、最近の主流となってきています。
ケンブリッジ・アナリティカ社の「OCEAN」モデル
ビックファイブ理論の応用、ダークトライアドについて
自己愛傾向(Narcissism)
マキャベリニアリズム(Machiavellianism)
サイコパシー(Psychopathy)



ビッグファイブの性格傾向から分かる一つの特徴として参考にしていただければと思います。
経済産業省が提唱する「社会人基礎力」


2006年から経済産業省が提唱する「社会人基礎力」とは「アクション(前に踏み出す力)」
「シンキング(考え抜く力)」「チームワーク(チームで働く力)」の3つの能力から構成されています。またその3つの能力はそれぞれ下記のように12の能力要素に分かれています。
- 主体性
- 働きかけ力
- 実行力
- 課題発見力
- 計画力
- 創造力
- 発信力
- 傾聴力
- 柔軟性
- 状況把握力
- 規律性
- ストレスコントロール



社会人としての期間がこれまで以上に長くなることが予想される中、活躍し続けるために上記の3つの能力・12の能力要素が重要と位置づけられています。
「社会人基礎力」と【BIG5-BASIC】





社会人基礎力の「アクション」は【BIG5-BASIC】で分析する「交流力」「シンキング」は「想像力」「チームワーク」は「調和力・ストレス耐性」と近い考えを持っています。また【BIG5-BASIC】の「社会適応力」は社会人基礎力のどの項目にも当てはまる共通の能力になります。



「交流力」「想像力」「調和力・ストレス耐性」そして「社会適応力」の分析結果を確認し、良い部分は自分の長所、悪い部分は自分の欠点として理解し、社会人基礎力を高めるよう意識することが重要です。
書籍・本
こちらはとても有名な書籍です。SNSやインフルエンサー・マーケティングが出てきてから、再び注目されている書籍でオススメ本です。マーケティングの方は必読です。もちろん、インターネット上で影響力を持ちたい人も必見です。
記事などを描く人にとっては、必ず読んでおいたほうが良いオススメ本です。どのように人に注目をさせていく書き方をすると良いか、とても具体的に書かれている良書です。
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これも、アイディアを出す方法としては古典的な名著ではないでしょうか?とてもシンプルな構成でもあるのですが、一番売れているオススメ本です。これは必読書です。
グリット、やり抜く力もとても流行った本です。目標といかに向き合うか、それによってやり抜く力をいかに作っていくかを体系立ててご紹介してくれているオススメ本です。自分自身を最後まで諦めない人には、とても有効な本です。



以上が私のオススメ本です。気になる方や読みたいと思ってくれている方は、ぜひ読んでみて下さい。