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〜プログラミングの前提知識を身につけよう⑥〜

目次

※まずはじめに

未経験から一人前のエンジニアになる為に一番やってはいけない事は、「闇雲にプログラミング学習をしてしまう」事です。正しい前提情報を知らないままプログラミング学習を始めてしまうと、エンジニアになるまでに何倍もの時間がかかってしまいます。プログラミングを始める前に必ず知っておくべき情報を網羅的にインプットする事で、正しい手順と正しい心構えでプログラミングに臨める状態を目指します。

  • 「どのようにプログラミング学習を進めればよいのだろう」
  • 「エンジニアになるためにはどのような手順が必要なのか」
  • 「最速でプログラミングを身につけるためのコツが知りたい」

上記のような疑問がまだ残っている方は必読です。

そして何ができるようになるか?

  • 最短でプログラミングを習得できるようになる
  • プログラミングでどんなモノを作れるようになるのかイメージが湧く
  • エラーの解決方法がわかる
  • オリジナルアプリの開発工程がわかる

オリジナルWebアプリのサービス企画

  • オリジナルアプリ開発における「サービス企画」
  • 「オリジナル」を生み出すアイディア思考法
  • 企画をビジネスに落とし込む「リーンキャンバス」

オリジナルアプリ開発における「サービス企画」

いざオリジナルアプリを開発しようと思っても、以下のように悩んでしまう人は多いです。

  • 「どんなアプリを作ればよいかわからない」
  • 「どのように決めればよいかわからない」

前記事で学んだように、オリジナルアプリ開発はまず企画から始まります。企画は、オリジナルアプリ開発の根幹をなす重要な工程です。そこで本記事では、前記事でも学んだ企画の工程について、さらに深掘りして解説します。

サービス企画とは?

サービス企画とは、開発したいサービスについて以下のような事を決める工程です。

  • コンセプト
  • ターゲット
  • 開発方法
  • 予算
  • 収益
  • プロモーション方法
  • 競合との差異

サービス企画では、「そのサービスを何のために作るのか」「どのように売るのか」「どのように収益を得るのか」などを考えます。個人でオリジナルアプリを開発する場合も、企業がアプリを開発する場合も、違いはほとんどありません。違いがあるとすれば、以下の点です。

  • 個人開発か共同開発か
  • 納期があるかないか
  • 予算の規模

企業でアプリを開発する場合は共同開発が前提であり、収益を得ることも重要になってきます。開発だけでなく広告・宣伝など様々なメンバーが関わる為、納期も明確に決まっています。

サービス企画でやるべきこと

1. なぜ作るのかを考える

まず、以下の点を明確にしておく事がとても重要です。

  • ユーザーのどんな課題を解決するのか
  • アプリを利用することによって得られる価値

上記の点は、これからアプリの機能や使い方、デザインを検討するうえで、「本当に必要か」「他により良い方法はないか」などを考える基準になります。

また、明確な目的を設定しておく事で、目的を達成するために必要なやるべき事を逆算して考える事が出来ます。そして、一つ一つの目標や課題をクリアしていく事で、達成感を得られます。

2. 誰のためのアプリなのかを考える

サービス企画では、アプリを利用してくれるユーザー、つまりターゲットを明確にします。ターゲットを明確にする事で、必要な機能やデザインなどが変わってきます。ターゲットが誰なのか、具体的であればあるほど良いと言われています。企業などでは、実際に存在するのではないかと思うほど、ピンポイントでターゲットを絞る場合もあります。

なぜなら、「ターゲットが何を求めているのか」「必要なサービスは何か」をよりイメージしやすくなるからです。なお、ターゲットを決めるときは、以下のような内容を考える事が多いです。これらを参考にして実際に考えてみてくだい。

  • 年齢
  • 性別
  • 仕事
  • 趣味
  • 好きなもの
  • 普段から利用しているアプリ

3. 作りたいものを考える

最初のうちは、作りたいものが明確でない初心者が多いです。大体のイメージはできていても、それを具体的に説明できるまで落とし込むのはとても難しいです。

しかし、そのままでは次のステップに進めません。何のお手本もなしに考えるのは難しいので、既存のアプリやサービスを参考にして下さい。そうすれば、作りたいものを具体的に考えられます。何を参考にすればよいかわからないという方は、普段自分が利用しているアプリを参考にするといいです。

4. 市場調査を行う

市場調査は省略しても構いません。初めてアプリ開発をする初心者にとって、まずはどんなアプリを作りたいかを考える事が重要です。もし余裕があれば、「類似のアプリはどれくらいあるか」「それらにどんなニーズがあるのか」などを考えてみください。

5. サービスの機能を書き出す

作りたいアプリが決まったら、次は自分が欲しい機能を書き出してみてください。ひとまず機能の数や実現性は考えず、できるだけ多くの「これがあれば嬉しい」という機能をリストアップしてみて下さい。

6. 最低限実装すべき機能を確認する

次に、書き出した機能を精査します。リリース時点ではできるだけシンプルにする為、最低限必要な機能に絞ってください。というのも、必要な機能が多すぎると、リリースまでに膨大な時間が必要になってしまいます。初心者にとってはアプリ開発自体のハードルが高く、機能が多いとさらに開発は難航します。

そうなると、負担が大きくなってアプリのリリースが難しくなってしまいます。リリース前に挫折しないように、まずはできるだけシンプルな機能でリリースする事を目指してください。

7. 収益化できるかどうかを考える

初めてアプリを開発する場合、収益に関する設定は省略しても構いません。

もし余裕があれば、以下のような点を考えてみてください。

  • どのような方法で、どの程度の収益が見込めるのか
  • ユーザーはなぜこのサービスに対価を支払ってくれるのか

サービス企画を行うときの心構え

1. 完璧を求めるよりも、完成させてリリースすることが大切

初めてのアプリ開発では、あれもしたい、これもしたいと考えてしまいがちです。そして、「せっかくリリースするなら良いものを」と高いモチベーションを持って取り組みます。

しかし、その意気込みがかえって自分自身に大きな負担をかけてしまいます。スキルレベルを考えても、初心者がいきなり完璧なアプリを開発する事は不可能です。大手企業のサービスでさえ何度も何度も改良を重ねている事からも、完璧な状態でのリリースがそれほど重視されていない事がわかります。

また、完璧を求めると理想が高くなりすぎてしまい、開発が進まなくなってしまいます。よって、まずはリリースすることを目標にするのが大切です。

2. 他人からのアドバイスは程々に

「アプリを作り、それをきっかけに独立や起業をしたい」と話すと、あまりポジティブな意見は聞けないかもしれません。そういったマイナスな意見は真に受けすぎずに、聞き流してしまって下さい。否定的な言葉を受け止めすぎると、モチベーションが下がって挫折に繋がってしまいます。

何度も言いますが、大切なのは、「完成させて、リリースする事」です。リリースしなければ何も始まりません。実際に経験してみなければわからない事は多いです。独立や起業を諦めるかどうか考えるのは、その後でいいです。

3. ポジティブ思考を忘れない

一人でプログラミング学習やアプリ開発をしていると、孤独や不安などを感じる事が多々あります。友人の誘いに応じられない事もあります。心が折れそうな時もあるかもしれませんが、それでも今やるべき事の優先順位をつけなければなりません。

また、失敗したり、上手くいかなかったりする事もたくさんあります。しかし、初心者は上手くいかなくて当然です。それらを乗り越えることで「ゴールに近づく」「スキルがアップする(出来る事が増える)」など、ポジティブに考える事が重要です。

「オリジナル」を生み出すアイディア思考法

ここまでで、サービス企画についてより深く理解出来たはずです。しかし、サービス企画でやるべき事や心構えがわかっても、以下のような疑問を感じる初心者はたくさんいます。

  • 「アイデアが思い浮かばない」
  • 「どのように考えればよいかわからない」

そこで次は、より良いアイディアを生み出す為のコツを紹介します。

アイディアの定義とアイディアを出す為の前提条件を知っておこう

そもそも、アイディアという言葉の定義を説明できますか?なかなか難しいかと思います。しかし、アイディアの定義を頭に入れておく事で、より本質的なアイディアを出しやすくなります。アイディアを出す為の前提条件と言えます。

  • 身の回りの問題を認識すること
  • さまざまな問題を解決する方法を知っていること

アイディアを出すためのコツを覚えよう

アイディアはインプット、つまり知識があればあるほど出しやすくなります。例えば「なかなか集客できない!」と困っている企業があったとします。その時、一般的に行われている集客方法を知らなければ、解決策は浮かびません。「型破りは型を知っているからこそ出来る」という事です。学習すればするほどアイディアの質を上げられます。

ただし、アイディアを出すことに苦手意識がある人が、どんどんアイディアを出せるようになるには時間がかかります。そこで最も手っ取り早いのは、思考方法や思考環境を工夫する事です。中でも非常に有効なのは、たくさんの人と意見交換をする事です。

これは一般的に、ブレーンストーミングブレスト)と呼ばれている方法です。同じ目的を持ち、かつさまざまな業界に属する人たちとブレストを行う事で、出せるアイディアの数や質を飛躍的に上げる事が出来ます。その他にも、日々の生活で気づいたことや感じた事をメモする習慣をつけるとアイディアに繋がる事があるので、ぜひ実践してみてください。

企画をビジネスに落とし込む「リーンキャンバス」

続いて、実際のビジネスでも使われている「リーンキャンバス」というフレームワークを紹介します。実際に利用はしなくても、考え方を知り、理解するきっかけになります。リーンキャンバスについて学ぶと、以下のことがわかります。

  • 企業がどうやってアプリで収益化しているのか
  • 企画の考え方や作り方

リーンキャンバスとは

リーンキャンバスとは、ビジネスモデルを1枚の図に落とし込んだ「ビジネスモデルキャンバス」の事です。ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネス全体を把握するために利用するフレームワークの事です。リーンキャンバスは元々、起業を成功させる為に生まれたフレームワークです。

なお、英語のリーン(lean)という単語には、「無駄がない」という意味があります。最近では新規事業の立案や製品のプロジェクトマネジメントなど、様々な分野で利用されている、とても汎用性の高いフレームワークです。

リーンキャンバスのメリット

  • 1枚の紙にまとまる簡潔さ
  • 他者と認識を共有しやすい
  • 更新しやすい

リーンキャンバスは必要な項目を1つにまとめられるので、スピーディかつ簡単に作成出来ます。1枚の紙で全体像が把握出来るので、他者と認識を共有しやすいのもメリットです。また、記入する項目が限られているので、書き換える手間を最小限に抑えられ、常に最新の状態に保ちやすい(更新しやすい)というメリットもあります。

リーンキャンバスを構成する9つの要素

リーンキャンパスには、以下の9つの要素があります。

  • Customer Segments:顧客セグメント
  • Problem:課題
  • Unique Value Proposition:独自の価値提案
  • Solution:解決策
  • Channels:チャネル
  • Revenue Streams:収益の流れ
  • Cost Structure:コスト構造
  • Key Metrics:主要指標
  • Unfair Advantage:圧倒的な優位性

上記の順番で記入することが推奨されていますが、必要に応じてわからない項目はスキップしても問題ありません。また、1と2の順番は紹介している文献によって前後しますが、大きな影響はないのでどちらから記入しても構いません。では、それぞれの項目の詳細を解説します。

1. Customer Segments:顧客セグメント

顧客セグメントでは、ターゲットが誰かを記入します。つまり、今回開発するアプリを購入・利用してくれるターゲットを記入します。ターゲットは出来るだけ具体的に記入した方がよいと言われています。具体的にターゲットを絞る事で、どのような戦略を採用すべきかわかりやすく、他者と共有する時にも伝わりやすくなります。

また、アーリーアダプターを記入するといいです。アーリーアダプターとは、アプリ(商品)がリリース(発売)したあとすぐに購入してくれる人の事です。

2. Problem:課題

次に、ターゲットが抱えている課題を洗い出し、上位3つほどを記入します。どの課題の重要度が高いかを見極めることも大切です。その際、原因も一緒に記入するとわかりやすくなります。さらに、現在ユーザーがその課題を解決する為に利用している代替案やサービスを記入できるといいです。

3. Unique Value Proposition:独自の価値提案

続いて、新しく開発するアプリの既存のアプリに対する差別化要因や、提供する独自の価値を書き出します。できるだけシンプルにわかりやすくまとめるのがポイントです。収益化にも影響する大切な項目なので、しっかりと考えます。すぐに思いつかなければ、後回しでも問題ありません。イメージや「こんなアプリが欲しい」という理想を書き出してもよいでしょうみてください。

4. Solution:解決策

次に、先ほど考えた課題を解決するための解決策を書き出します。たくさんの解決策が思い浮かぶと思いますが、多すぎるのも問題なので上位3つほどを記入してください。事業やプロジェクト、アプリ開発などでは、工程が進むにつれて課題や解決策が変わる事がよくあります。その為、臨機応変に対応出来るように心の準備をしておいてください。

5. Channels:チャネル

チャネルでは、開発したアプリをどのようにユーザーに知ってもらうかを考えます。

例えば、以下のような様々な方法が考えられます。

  • オウンドメディア
  • LP(ランディングページ)
  • SNS
  • 口コミ
  • リスティング広告
  • 営業電話
  • セミナー&展示会
  • 印刷広告、テレビCM

どの方法が最も適しているか、よく考えてみて下さい。

6. Revenue Streams:収益の流れ

次に、「どのように収益化していくか」「どれくらいの収益を見込んでいるか」を記入します。なお、記入するのはアプリをリリースした直後の収益です。

収益の流れについて、以下のような点を明確に記入して下さい。

  • 誰から収益を得るか
  • どのように収益を得るか
  • 収益額

7. Cost Structure:コスト構造

コスト構造には、アプリの開発と販売に必要な経費を記入します。

ポイントは、以下の点を明確にする事です。

  • 何に費用がかかるか
  • かかる費用

ただし、企画段階ではすべての費用を算出できない為、現時点で算出できる費用や予測できる費用を大まかに記入してください。

8. Key Metrics:主要指標

主要指標には、KGIKPIを利用します。

  • KGI(Key Goal Indicator):ビジネスの最終目標を定量的に(数値で)評価できる指標のこと。日本語にすると「重要目標達成指標」。例えば売上高や成約数、利益率などが挙げられる
  • KPI(Key Performance Indicator):目標(KGI)達成のためのプロセスが適切に行われているかどうか、一定期間で評価するための指標。日本語にすると「重要業績評価指標」。例えば「1週間のダウンロード数」や「1週間の課金金額」などが挙げられる

アプリやWebサービスにおいてKGIやKPIを考える時は、「AARRRモデル」というフレームワークを利用すれば考えやすくなります。わかる範囲で記入してみてください。

9. Unfair Advantage:圧倒的な優位性

最後に、競合アプリが簡単に真似出来ないような優位性を記入します。この時、アプリの機能などは技術的な問題をクリアできれば真似できてしまうので、圧倒的な優位性になりにくい点に注意が必要です。特許技術などであれば、記入してもいいです。他には、競合アプリが苦手としている事や参入できない要素を盛り込む方法もあります。

なぜオリジナルアプリ開発にリーンキャンバスが必要なのか?

ここまでリーンキャンバスについて解説してきましたが、正直「大変そう……」と感じた方も多いと思います?しかし今回紹介したリーンキャンバスは、実際の開発現場でも利用されています。その為、リーンキャンバスを利用する事で、収益化のプロセスを理解してビジネス感覚を身につける事ができます。

また、やるべき事を可視化でき、行動に無駄がなくなる点もこのフレームワークの魅力です。このようなフレームワークを利用すれば、ただ単にアプリを作るだけでなく、ビジネスにまで落とし込むことができます。さらに、「アプリで収入を得たい」「アプリ開発を仕事にしたい」と考えている人がこのフレームワークを利用できるようになれば、起業にもつながります。

書籍・本

出典:「答えのないゲーム」を楽しむ 思考技術

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この記事を書いた人

ハンドルネーム:Ryo

SNSアカウント:Twitter

ブログ経歴:2022年7月開始

趣味:映画鑑賞・神社仏閣巡り

仕事:現在フリーランスとして活動しております。

始めた理由は、ITエンジニアになる為に必要なスキルだと思いはじめました。ブログの方針ですが、自身に基づいた内容を記載していきます。

人生に必要な役に立つ事柄など、大きく分けて5つ程です。

①:プログラミング・ITエンジニアに関すること
②:仕事・ビジネス・お金に関すること
③:対人関係などのコミュニケーションに関すること
④:暮らしに役立つ雑学・勉強に関すること
⑤:趣味や実体験に基づいてに関すること

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