~人生プランと転職の軸~


前回の内容で転職活動は既に一般的で、人間の寿命と企業の寿命を考えると、その必要性と備えが必要であると分かりました。
以前の記事で人間の寿命と企業の寿命について詳しく説明しております。下記リンクへ


転職の活動はいずれ必須になるとして、何を目安にすれば良いのか分からない。そんな人がはじめて転職活動をする上で重要になる考え方を話していきます。この記事で令和時代の一般的な人生プランのゴールから転職の軸を定めて、市場価値を高めるためにスキルの考え方がわかります。
はじめての転職活動をする前に自身が50年間働く上で、どんな人生プランを描きたいかを決めておく必要があります。その前にこれからを生き抜くための2つの条件を挙げておきます。
- 企業に頼り切らないこと
- 老後資金を貯めること



今回は令和の時代にスタンダードとなりつつある3つの人生プランをご説明します。
目指すべき人生プランのスタンダード3選


- 起業して法人の事業主となる
- フリーランス・個人事業主となる
- 本業・副業・投資の複合型を目指す



この3つについて詳しく説明していきます。
人生プラン…起業して、事業主となる
人生プラン…フリーランス・個人事業主
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人生プラン…本業・副業・投資の複合型


転職の軸を決定せよ





ここでポイントになるのが転職の軸です。



あなたは転職の軸というと何を思い浮かべますか?



最初に思い浮かぶのは、収入アップや休日を増やしたいなどではないでしょうか?将来に向かっていく上で、「どういう意図での選択なのか?」をハッキリさせることが転職の軸と言っても過言ではありません。
- 起業して法人の事業主となる
- フリーランス・個人事業主となる
- 本業・副業・投資の複合型を目指す



今回はこの3つに合わせて転職の軸の決め方を説明していきます。



どれを選ぶかによって、転職の軸が変わります。スキル重視なのか、ワークライフバランス重視なのか、収入重視なのかを絞っていきます。
人生プラン事業主となる転職の軸
人生プランフリーランスとして転職の軸



必要になるスキルは大きく分けて営業力・交渉力・専門スキルの3つです。
- 営業力
- 個人で仕事の依頼を受けるということは、
- 自身のスキルを相手に売り込んで行く必要があるので、
- 営業力のスキルは必須です。
- 交渉力
- 仕事内容の折衝をする上で、金額設定・日程設定などを
- 依頼者と話をする必要があります。
- 損をしないためにも交渉力が必要となります。
- 専門スキル
- 何の仕事を受けるのかは専門スキルになります。
- 専門スキルは自分を商品と見立てた上での商材と捉えておくと良いです。
- 専門スキルは自身の商材、営業力は自身の商材をどう見せるかです。
- 交渉力は利潤や自身のペースを[br-xs]作ることになります。
- 自由を身に付けるなら[br-xs]スキルを身に付けることです!!
人生プラン副業・投資で転職の軸



以下の3つの収益の柱によって早期実現がしやすくなります。
- 本業で安定収入を生む
- 副業でも収入を得る
- 投資で資本を作る
現在では副業は特別なスキルがなくても出来るものが増え、本業で昇進を狙うより、早くトータルの収入を増やすことが出来ます。ここでの投資は貯金に近いものとなり、なるべくリスクを避け、銀行に貯金するより利率の良い投資をして配当金を積み立て資産を増やしていく方法になります。
明確な目標がない場合はここを目指そう!
可能性を広げておく転職活動の考え方です。令和時代のスタンダードとして挙げられる3つのゴール設定を元に転職の軸を決めてきました。
しかし、自分が何が出来るのか分からない、学歴もスキルも自信がない•••将来に潰しが効くという意味で、どんな考え方でいるのが良いかをご紹介します。まずは走り出しておくというのも大事です。物の価値を決定する要因として、需要と供給のバランスが存在します。
転職活動も同様で、日本の転職需要はこの歪みが非常に大きいと言われています。需要の歪みを上手く利用し、自身の市場価値を高めることで転職が可能となります。



それを実現するために必要な基礎となるスキルについての考え方をご紹介します。
ハードスキルとソフトスキル
スキルは「ハードスキル」と「ソフトスキル」に分けられます。結論から言うと、幅を広げるという意味ではソフトスキルが重要となります。ソフトスキルは前回の記で書いた「ポータブルスキル」に該当します。ポータブルスキルについての詳しい記事は下記になります。





では、それぞれ見てみましょう。
- ハードスキル


ハードスキルの例
これらのスキルはシステムや機械の操作、使用に当たって法律によって取得が義務付けられていると言った専門性の高いスキルと言えます。一方で、勉強や努力で誰でも習得出来る型にはまったスキルとも言えます。新システムに入れ替わったり、時代によっては不要となる危険も持ち合わせています。その為、時代の先を見通してビジネスを展開する事業家にとってはあまり重要視されていません。特に、システム関連のハードスキルはAIが台頭した際には不要となる、可能性が高いと懸念されています。ハードスキルを身に付ける際には慎重に選ぶべきだと言えるでしょう。
- ソフトスキル


ソフトスキルの例



などが挙げられます。
このように個人の仕事の取り組み方や物事の考え方、他者との関係構築などの個人の性格特性などで仕事に活かせるものをソフトスキルと呼ばれます。
ソフトスキルは数値化出来るものではないので評価の基準が難しいのですが、経営者には重宝されるスキルです。先天的な部分もありますが、常日頃から意識して習慣化することで身に付けることが十分可能なスキルで、応用の範囲も非常に多岐に渡ります。



ハードスキルとソフトスキルに関しては、以前の投稿に詳しく説明しております。下記リンクへ


市場価値を意識せよ


書籍・本
「正しい転職の価値観」と「正しい転職の方法論」を知れば、これまでの経歴に関係なく誰もが〝我慢しない自由な働き方″を手にする事ができる書籍の内容本です。
600ページを超える分厚い一冊ですが、読みさすさもあってあっという間に読めてしまうので、是非読んでみてください。
海外論文を60本以上引用し、幸福度が最大化される”適職”を科学的根拠に基づいた方法で見つける術を紹介してくれる一冊です。現職にモヤモヤしている人、就職・転職を控えている人、仕事における幸福度を高めたい人は読んで下さい。
転職の鉄板本と言われる一冊です。いつでも転職できる状態の人を1人でも増やし、人材の流動性が高まれば、日本の社会が変わるという著者のメッセージも込められており、働く全ての人の参考になる本だと思います。会社が潰れても生きていける大人と、 生きていけない大人の2種類がいるとしたら、両者をわけるのは何か?それは、上司を見て生きるか、マーケットを見て生きるか。タイトルにもあるように「このまま今の会社にいてもいいのか?」と思ったら読んでみると良い一冊です。ほかの本と合わせて読むとより深く理解できると思います。
人生70年なら、一生涯は61万3200時間だが、人生が100年なら、一生涯は87万6000時間と人生100年時代では、大学を卒業してから80歳まで、少なくとも60年以上は働いていくことになります。長期的に働く事が当たり前になっていく世界では「会社に自分のキャリアを守ってもらう」のでなく「自分で自分のキャリアを守っていくこと」が必要になってきます。「一社にだけ雇われ、退職金や年金だけで余生を過ごす」という今までのキャリア観から抜け出す為にも、読んでおくべき一冊だと思います。